山口県周南市にある「めだか小屋」に訪れた前回、

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(→メダカの季節2016(めだか小屋訪問1)

続編の今回は、お店の中にいた(当ブログが気になった)メダカをいくつか紹介してみたいと思います。



▼錦めだか

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まずは、錦鯉のような赤、白、黒の三色の色が綺麗にのった「錦めだか」。

三色、錦
メダカブームの創世記より、夢とされてきた赤・白・黒の三色を持つ錦鯉のような姿のメダカ。形質としては、基本的にみな透明鱗個体であり、黒を持たない紅白模様のものもいる。近年、急激にそのクオリティは高まりつつあり、”手乗り錦鯉”がブームとなる日も近いかもしれない?
(エムビージェー「月刊アクアライフ 2014年5月号」より引用)

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販売水槽にいた個体なので少し色がとんでいますが、ちゃんと三色入っています。

初めて雑誌で見たときにはビックリした品種で、こうしてまじまじと実物を見ると非常に感慨深いです。

メダカもついにここまで来たか、という感じがしますね。


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多色つながりで、こちらは黒斑がやや強めな「斑(まだら)めだか」。

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「ぶちめだか」とも呼ばれてるみたいですが、錦に比べてかなりワイルドな風貌です。

三色(二色)めだかは模様の入り方が個体によって異なるので、選ぶときにかなり迷いそうな雰囲気…。

メダカも人も決めるときは第一印象が大切です。


▼出目めだか

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次は、メダカの金魚化の筆頭、「出目めだか」。

出目
金魚の出目金のように目球が突出した表現で、他にはない独特な可愛さがあり人気が高まっている。
(ネコ・パブリッシング「AQUA style vol.01」より引用)

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パンダは比較的よく見かけますが、出目は今回の訪問で初めて対面しました。

眼が変異している個体は好き嫌いがはっきり分かれるところですが、出目めだかは口の形も特徴的で、ニコッと笑っているような表情に見えます。

近づいて見るとかなりチャーミングです。



▼幹之めだか

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続いて、とにかくカッコイイ男前なメダカ、「幹之メダカ」。

幹之(みゆき)
2007年のセンセーショナルな登場以来、現在も楊貴妃と人気を二分する品種。基本品種は、普通体型で背部にメタリック感のある光沢が現われ、上から鑑賞するのにも最適だ。また、背、腹、尻鰭の縁の周辺や体側にも独特の青白い発色を見せる。
(ネコ・パブリッシング「AQUA style vol.01」より引用)

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この光沢感がなんとも言えません。

写真の個体はラメ多めの「幹之めだかラメ」。

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隣の水槽には、幹之めだかの上クラス(?)の「鉄仮面」も。

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背からの光沢が口先までのって、まさに鉄仮面。

これでヨーヨー持ってたら完璧です。(意味が分からない人は流してください。)



▼ヒカリダルマ

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続いて、ヒカリとダルマの変異が同時に現れたメダカ、「ヒカリダルマ」。

ヒカリ
本来背ビレのある場所にはしりビレが生え、尾ビレはひし形になる。背中には銀色に輝くグアニン層が現れる。幹之については、背に現れた光(輝くライン)と混同しないように、ヒカリ体型と呼ぶこともある。
(エムビージェー「月刊アクアライフ 2014年5月号」より引用)
ダルマ
脊椎骨が部分的に癒合することで、体が縮んでしまった変異。縮み具合には個体によって様々で、体の長さによって半ダルマなどと呼び分けることもある。
(エムビージェー「月刊アクアライフ 2014年5月号」より引用)

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写真は完全にピンボケですが、体型はわかりますよね。

ずんぐりな体つきに、大きな尾びれ、

金魚の「琉金」にかなり近いスタイルですが、これに「出目」と「長ヒレ」が加われば、ミニ出目金の完成です。

近い将来、そういう個体も出てくるんじゃないですかね。(期待)



▼琥珀・黄金

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続いてこちらは、ヒカリ体型の黄金めだか、「黄金ヒカリ」。

黄金・琥珀
ヒメダカや楊貴妃とも異なる、黄色味を帯びた発色を見せる黄金。またそれらとも異なる落ち着いた色彩が魅力の琥珀。基本的な体色は、他にも紹介しきれていない、様々な表現があり、さらに体型や鰭、目など様々な部分に現れる品種の特徴が重なっていく。
(ネコ・パブリッシング「AQUA style vol.01」より引用)

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黄金(琥珀)メダカは、原種に近い雰囲気で、自分的には結構好きだったりします。

日本の淡水魚っていう感じです。

ちょっと変り種として、

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山口さん家の~かどうかは分かりませんが、琥珀メダカの一種(?)の「つとむくん」。

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色は普通の琥珀よりも濃い感じ(茶色?)で背中にライン(?)も入っています。

琥珀メダカよりも渋くて大人向けな感じ。

名前のインパクトとのギャップもまたいいですね。



▼楊貴妃

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ヒカリ体型の楊貴妃メダカ、「東天紅(とうてんこう)」。

楊貴妃
2004年の登場以来、不動の人気を誇る、改良メダカ界のスーパースター。ヒメダカとは明らかに異なる朱色からオレンジ色の体色が特徴で、現在へと続く改良メダカ人気の火付け役となった品種だ。この品種を基に、光体型や透明鱗、パンダなど、様々な品種も作られている。
(ネコ・パブリッシング「AQUA style vol.01」より引用)

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定番化しつつある楊貴妃系のメダカですが、朱色のボディーと光体型がよくマッチしててすごく綺麗。

まさに東天紅、朝焼けのような美しさです。



▼スモールアイ

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ラストは、眼の変異系メダカの「スモールアイ」。

スモールアイ
虹彩の異常で黒目部分が著しく小さくなったもの。視力が弱く臆病な個体も多い。片目のみに表れることもある。
(ネコ・パブリッシング「AQUA style vol.01」より引用)

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「目が点になる」とは、まさにこのこと。

雑誌等では見たことはありましたが、実物は出目と同じく初めての対面。

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こんなメダカ、ホントにいたんですね…。(感心)

スモールアイ品種自体は以前から流通していますが、写真のスモールアイはめだか小屋さんの繁殖過程で最近出てきたものだそうです。

繁殖場ならではですね、非常に貴重な出会いでした。


◇ ◇ ◇


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ということで、

以上が今回訪問した「めだか小屋」さんで出会って個人的に気になったメダカ達の紹介でした。

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確か昨年も同じ感じで紹介させていただいたんですが、年を追うごとに新しい品種が誕生してて、そのスピードは「凄まじい」の一言です。

現在認識されてる体型、色、模様の組み合わせだけで考えても、果てしない数のバリエーションが存在しますし、これから「メダカ」はいったいどうなってしまうんですかね…。

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ともあれ、

今回紹介したメダカは「めだか小屋」さんに行けば(売り切れていない限り)出逢うことができます。

興味をもたれた方はぜひ訪問されてみてください。


(場所はこちら→メダカの季節2016(めだか小屋訪問1)



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