2017年2月26日から開始した「マシジミ・フィルター」による濁り除去の経過記録です。
当初は2週間で決着(けり)をつけるはずでしたが、思うようにうまくいかず除去作業は難航。
(→濁った水槽に「マシジミ」を迎え入れる5(2週間の結果))
延長戦となったその後の3週間目までの様子をとくとご覧下さい。
◇ ◇ ◇
▼2017年3月12日(15日目)
マシジミ30匹設置から2週間が経過した15日目。
ようやく水槽の前面半分くらいが見えるようになってきました。
しかしまだ濁りはひどく、緑色のスモークに覆われています。
何か打開策がないかとまさに暗中模索。
▼2017年3月13日(16日目)
16日目、前日とあまり変化がないように思えますが、水槽の奥の隅(すみ)なんかが割りとハッキリ見えるようになってきました。
前日にコメントで「砂を入れた方がマシジミの活性が上がる」とのアドバイスをいただき早速購入。
思い起こせば1ヶ月前、一番初めにマシジミを迎え入れたときは「水槽内に設置した産卵箱の中」でしたが、
「サイアミーズ・フライングフォックス」がイタズラ(?)するので、マシジミの活動が止まってしまったんですよね。
以降、なるべくストレスがかからないようにマシジミをサテライトへ移動させましたが、
外界からのストレスに弱く、元々砂に潜って生息している生き物ですから「砂を敷く」ことで「活性が上がる」というのは十分に納得がいきます。
買ってきた「ボトムサンド」を、サテライトの底3~4cmくらいの厚みになるように敷き、
水槽の淵に仮設置。
ポンプの電源を入れ、水を送り込むと、
吸水口の真下は水の勢いで砂が飛ばされてしまいますが、
舞った砂は排水口までは到達しません。
ちゃんと重みで底に落ち、サテライト内でとどまります。
砂が本水槽に流れて、底床の景観を崩してしまうのではないかと少し不安でしたが、この様子だと多分大丈夫そうな感じです。(ただし、水量と砂の種類によると思います。)
あとは、避難していたマシジミさん達を戻せば、
「マシジミ・フィルター Ver.2.2」が完成。
起動後すぐにウニョウニョと動き始め、それぞれが活動を開始。
明日以降に期待がもてます。
▼2017年3月14日(17日目)
マシジミフィルターに改良を加えた翌日、17日目。
一斉にみんな砂に潜ってしまうだろうと思っていましたが、砂の中に隠れたのは数匹のみ。
ほとんどのマシジミさんはそのまま砂上で活動しています。
アウトドア生活が長かったせいか、引きこもるのはやめちゃったんですかね。
▼2017年3月15日(18日目)
開始から18日目、改良から2日が経過。
マシジミさんは、あいかわらず砂上生活がメイン。
潜ったのは全体の1/4~1/5くらいです。
照明を(半)遮光するためにサテライトと水槽のあいだに広告がはさんであります。
▼2017年3月16日(19日目)
開始から19日目、改良から3日が経過。
マシジミさんたちは変わらずのんびり過ごされていましたが、この日、パカっと貝が開いてこの水槽で一番大きな「ボス・マシジミ」さんが逝ってしまわれました。
大幅な戦力ダウンです。
▼2017年3月17日(20日目)
マシジミフィルター運用開始からちょうど20日目。
奥にレイアウトしてある枝流木がはっきり確認でき、左手のロタラもかなりくっきり見えるレベルにまで到達することができました。
寄って見てみてもご覧の通り。
「澱み(よどみ)」から「霞み(かすみ)」にクラスチェンジです。
▼2017年3月18日(21日目)
今回ラストの21日目、3週間が経過した水槽の様子。
砂の改良が効いているのか、この2~3日でかなり改善が進みました。
まだ全体は緑がかっていますが、後ろの白い壁が「白い」って分かります!(訳の分からない感動)
比較してみるとこのような経過に。(↑)
苦節3週間、
いや、濁り始めたのは1月末からですから、苦節7週間(1ヵ月半)、
やっと、というか、ついに、「ここまで来た」という感じです。
しかし、濁る前の水槽と比較してみると、完全回復からはほど遠い状態で、喜ぶにはまだ早い様子。
というか、うちの水槽ってこんなに綺麗だったんですね。(感覚が完全に麻痺)
マシジミさんはこの3週間で2割減で、現在員25匹。
水槽内では「エサの都合上、長期飼育は難しい」とのことですが、エサはたらふくあるはずなのに減り方が激しいのがちょっと気になります。
水質が酸性よりなのが影響してるんですかね…。
ともあれ、完全回復を目指しての延長戦はたぶんもう少し続きます。
いろいろアドバイスをいただき全てを実践できないのが本当に申し訳ないところですが、
この水槽の行く末をできれば引き続きお見守りください。
(エビ・貝)マシジミSサイズ(20匹) 北海道航空便要保温
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コメント
コメント一覧
マシジミさんが減ってしまった分アオコが復活してしまわないか少し心配ですが、この調子のままいってほしいところです。
そうじゃない個体はずっとその場から動きません。
安全と判断しているんですかね…、ずっと観察していますがちょっと分かりません。
いろいろ調べると砂に潜らなくても問題ないという話もあるようですが、砂があったほうがいいのは確かなようです。
換水も続けているのであともう少しで透明になりそうですが、だからといってマシジミを即移動させちゃうと、言われるとおりアオコの復活が怖いので多分そのまま継続飼育という形になります。
ただ飼育水がかなり酸性よりなので、マシジミには適していない環境なんですよね。
青水との戦いお疲れ様です!
青水になった事がなかったのですが
この緑色も相当しつこいですね!
原因が分からないと余計に恐ろしいです。
こちらは水槽をたたんで30Hベアタンク一本にしました。
水槽1本に1匹だった石巻貝が3匹になったせい?
油膜もなくコケも少なく調子が良い感じがします。
貝は偉大だと思いますが今の石巻貝は年寄りのせいか
卵を産まないので良い事しかありませんが
落ちてしまって次に導入するとまた卵との戦いが
始まるかもしれないと思うと微妙な気持ちです!
30Hのベアタンクいいですね。
軌道に乗りさえすれば管理もしやすいですし、無機質な雰囲気が「ザ・水槽」という感じでけっこう好きだったりします。
うちにも3年近く経つご長寿の石巻貝さんがいますが、全く卵を産みませんし水上栽培水槽の茶ゴケを1匹で駆逐してくれています。
貝さんは本当に偉大、長生きしてほしいですね。
砂を敷いて潜る子はすぐに潜り始めたのですが、そうじゃない子は砂上でずっとそのままなのでどうなのかなーといろいろ考えていました。
やっぱりちょっと弱ってたんですね。
できれば、できるだけ長生きしてほしいところです。