2017年3月18日に高湿度状態での水上育成(水上活着)に切り替えた「南米ウイローモス」。
(→ウイローモスをラップでふうわり包み込んでみる)
しこたま霧吹きで水を吹きかけたモス付き流木を薄く水を張ったトレイに入れてラップで密封し、放置すること2週間、
外から見ると、ラップの内側には水滴がビッシリとついていて、中はちゃんと高湿度が保たれている様子です。
ラップの隙間からチラチラと見えるモスは真緑で良さそうな雰囲気。
とりあえず、目安の二週間が経過したのでラップを取って開けてみたいと思います。
ペリペリとラップをはがすと、中からモアッとしたモス臭とともに流木が出現。
現状維持どころかウニョウニョとよく伸びています。
とくに枝流木の方は分かりやすく、初日と比較するとこのような状態。(↑)
密封する前に短く刈り込みましたから、この2週間でかなりの成長です。
接写してみても、
活着に必要な新芽が綺麗に生えています。
エビさんがいる水槽だと片っ端から食い荒らされてしまうので、ここまで生え揃ったのは導入以来初めてですね。
塊流木の方はというと、
こっちもよく成長してはいますが、所々色が抜けて白っぽくなっています。
寄って見るとなんとなくパサついているような感じで、水分が足りていない様子。
密封し湿度は高い状態がキープされていたと思うんですが、部分的にムラがあるんですかね。
この2週間一度も開封しなかったので、当然霧吹きもしていませんし水は古いまま。
この様子だと、毎日とはいかないまでも、数日おきくらいで定期的にシュッシュしたほうがいいかもしれません。(霧吹きすると色は緑に戻りました。)
前回振りかけた切れっ端は、流木を逆さにしてブラブラ振り回しても落ちてこないので、無事活着しているようです。(引っ張る勇気はありませんでしたが。)
「ラップかぶせ」でも意外といけるもんですね。
なんとなくこの方法でいけると確信がもてたので、伸びたモスをトリミングし更なる密度を目指すことにします。
チョキチョキ切って成長点を増やし、切れっ端は足りていない部分に移植。
再びラップをかぶせて照明の当たる水槽横へ。
水槽に入れていたときよりもかなり成長は進みましたが、もうちょっとこのまま続けたいと思います。
(水草)極 南米ウィローモス(無農薬)(1パック) 北海道航空便要保温
人気ブログランキングへ
コメント
コメント一覧
照明は安いLEDでco2も添加していないうちのモスはひょろひょろなのでこれは真似してみたくなります・・・!
ところで南米ウィローモスは名前からして寒さには弱いものだとばかり思っていましたが加温せずとも平気なんですね。
密度が高いかどうかは分かりませんが、水中よりもよく育ってるような印象です。
ただトレイごと被せるようにラップすると、どうしても余分な空間ができるのでモスがパサつきやすくなるように思います。(よく紹介されているグルグル巻きの方がいいかもです。)
実はエアコンつけてるので室温は20度あります。スミマセン、書いてませんでした。
でも普通のウイローモスは野外でも越冬できるそうなので、南米もいけるんじゃないかと思います。(未確認)
苔は素直で良いですよw
コケリウムで一つの瓶を実験でオーストラリアンクローバーと
一緒に植えたのですがオークロがガンガン育って
占有され予想通りで苔はやられるかと思いきや
苔も隙間や下層でグングン育ち他の瓶より
断然成長が早いです。
瓶も底床も光量も温度も同じなんです。
やはり、調子が良い植物は良いサイクルで互いに
補強し合うんですかね。
色が白くなり水分で緑に戻るのは乾燥ですね。
ラップしてるとは言え一週間に一度ぐらいは
水をあげたほうがいいですね。
あとは間延びみたいになってひょろひょろと
伸びていったときはもったいないと
思うかもせれませんがトリミングです。
他の芽も育ち密度が高く伸びていけば湿度が保たれて
伸びても乾燥しなくなると思います。
そうやって密度を高めていくといいと思いますよ。
でも、調子に乗って伸ばしすぎると根本に
光が当たらなくなり活着した部分が枯れて
流木から取れてしまうのでトリミングですね。
このサイクルが南米モスだと成長が遅い分
長目のサイクルで楽なはずです。
ぐるぐる巻とトレイだと
トレイの方が水やりの手間がかかるかもしれませんが
そこまでマメにいじるものでもないので
良いんじゃないでしょうか。
グルグル巻はグルグル巻で気になっても
確認で開封してまたグルグル巻にするのが
手間だと思いますので。
トレイのラップ掛けの利点は、おっしゃる通り中身が観察しやすいので何かあったらすぐ対応できるというところですかね。
ビチャビチャにはなりにくいのでカビる心配はありますがマメな手入れでカバーしたいと思います(マメさはありませんが。)
コケリウムは順調そうでうらやましいです。
モスとノチドメだと、イメージ的にはノチドメが勝ってしまいそうですがそうはならないんですね。
生体や植物、水、光、果ては微生物までが相互に干渉しあっていい方にも悪い方にも変化していく…、つくづく奥が深いなーと思います。