猛暑が続いた8月のある日、

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山口県美祢市にある「別府弁天池」に行ってきました。

名水百選 弁天池
弁天池は、名水百選として、毎秒186ℓ、毎分11トンの水が湧き出している。ここに傳る伝説として、昔この地方を開拓したが水にこまり諏訪大明神に、祈ったところ「弁才天をまつり青竹をつえに水をたずねよ」というお告げをうけて、まもなく清らかな水が発見され弁天池となる。今この水は飲料水と灌漑用水や養鱒場に使われている。なお、この水を飲用することで長寿が保たれ財宝がさずかるといい伝えられている。
(弁天池看板より)

今回は「そういえばそんなのやってたな」というくらい久しぶりの「池巡りシリーズ」(1年ぶり)。

ずっとマイナーな池ばかりを巡ってきましたが、今回は名水百選にも選ばれているメジャーな観光スポットです。

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時期的に世間はみんな「夏休み」だったということもあって、駐車場は満車状態。

クルマを降り、さっそく目的の池へと足を進めます。

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駐車場から池へと続く道の脇の水路には、池からの水が流れていますが、

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その水がもう、この段階でめちゃくちゃキレイ。

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水の清らかさと水路周りの雰囲気だけで、ご飯三杯くらいいけちゃいそうな感じです。

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水路の底の石が赤くなっているのは「ベニマダラ」という淡水性紅藻類が生育しているためで、

赤色の石のナゾ
池の底にたくさん見られる石の赤色は、サビや汚れではなく「ベニマダラ」と呼ばれる、藻類の一種が石の表面で生長しているのです。ベニマダラは、清流の日陰などでしか生育できません。特に淡水性のものは、環境省の準絶滅危惧種に指定されています。
(弁天池看板より)

観賞用に赤い石を敷いているわけではありません。

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きれいな水でなおかつ限られた条件でしか生育しない珍しい藻類ということで、アクアリストならばこのタンスイベニマダラだけでも一見の価値ありな感じです。

透明な水とあいまって実に美しい。

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水路が広くなり、橋を渡るといよいよ今回の目的地。

池へと続く天然のレッドカーペットをたどって行くと、

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名水百選、別府弁天池に到着。

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池全体が透き通るようなエメラルドグリーンで、

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あまりに綺麗で、感動。

というか、実は来たのは初めてではありませんが、それでも感動しちゃいます。

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とくに池の水路付近は、緑からベニマダラの赤へと綺麗にグラデーションしていて、言うならば「ナチュラル・レインボー・ウォーター」(何色か足りませんが)。

もう、ビューティフルの一言。

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池の水がなぜエメラルドグリーンに見えるのかは、まだよく分かっていないようですが、

弁天池の美しきコバルトブルーの謎
  • 池の底は、周辺の古生層の風化堆積物のためか、若干白っぽい。有機物を含まず、透明度が高い。→「青い水に見える」
  • 水面から入射して、湖底で反射した光の内から、青い光だけが、我々の目に、たくさん届く。→「水の青さを示す」
  • 深みでは、暗くなるために水の青さに深みが増し、池の白い底がその青さを強調する。→「青さを強調する」
  • 水中の有機物、池の底のコケ類は池の浅い所での散乱をもたらすため、水の色は薄まる。→「青さに寄与する」
  • 水中には水酸化アルミニウムも多く、青色を示す一助となる→「青さの一助となる」
(弁天池掲示より)

解説によると、様々な複合条件によって青い水に見えるような様子。

なんとなく、白砂の珊瑚礁の海がエメラルドグリーンに見える理由と同じような感じです。

まあ、理屈抜きでも綺麗なものは綺麗。

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ただ、ちょっと気になったのが「池の色の表現が掲示ごとに違う」という点で、

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どうも弁天池関係者内で「エメラルドグリーン派」と「コバルトブルー派」に分かれているような雰囲気。(※想像)

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交通信号の『進め』が「青」か「緑」かくらいのどうでもいいレベルのことですが、色見本と見比べてみると個人的には「やっぱ緑かなー」と思うので、

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とりあえず当ブログはエメラルドグリーン派に1票入れときたいと思います。

ただ、その日の天気や光の加減によって微妙に色が異なるらしいので、実際はどっちもどっちってところですかね。

綺麗なのに変わりはありません。

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とまあ、話が変な方向にいってしまいましたが、池自体の評価は満点以上。

池の周りの木々や雰囲気も抜群で、申し分ありません。

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かなりメジャーな観光スポットなのでご存知の方も多いとは思いますが、澄み切ったエメラルドグリーンの水は何度きても心が綺麗に浄化されます。

「最近、ちょっと疲れてるなー」なんて方には特にオススメです。(水槽がちょっと荒れてる方にも。)

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隣りには池の水を利用した釣り堀もあったりで、家族連れでも十分楽しめますし、場所は山口県最大の観光名所「秋吉台」のすぐ近くなので一緒にまわれば楽しさも倍増。

(→国立公園「秋吉台」を巡る

県外では意外と知られていなかったりする池なので、まだ訪れたことがない方は写真だけでなく、是非一度現地にてご観賞ください。

感動保証の絶景スポットです。



世界の淡水産紅藻 [ 熊野茂 ]
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