再び(三度)濁り始めたアヌビアス・バルテリーの60水槽。

(→水槽の水が濁りまくるという呪い

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前回までの段階では、濁りの原因を「アオコ」と捉えていましたが、

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「水面に油膜が張っている(=バクテリアの死骸?)」などの状況から「アオコ以外の可能性」も疑わしくなってきたので、にごりのバリエーションと原因を検証しながらひとつひとつ対応を行ってみることにしました。

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参考までに、GEXのWebページに掲載されている「にごり」の対処ケースをまとめると、にごりの種類はだいたい4種類で、

にごり
  • 金魚水槽の水が白くにごる
  • 水が緑色に濁ってしまうのですが、対策方法を教えてください。
  • 水槽の水が白く濁るのですが、何が原因なのでしょうか?
  • 水槽の水が茶色く濁るのですが、何が原因なのでしょうか?
  • 水槽の水が黄色く濁るのですが、何が原因なのでしょうか?
  • 水が濁ったり病気でもないのに魚が次々と死亡するのですが、何が原因なのでしょうか?
  • 新しく水を入れると水が白く濁るのですが…
(GEX飼育情報/飼育のお悩み解決より)

色で言うと「白色」「緑色」「黄色」「茶色」の全4色。

それぞれバニラ、抹茶、マンゴー、チョコレートに対応させると、ちょっと高級なカップアイスのボックスセット状態になります。



こんなアイスならもちろん大歓迎ですが、今回は水槽のにごりの話なので残念ながらノーサンキュー。(じゃあなぜ例えた)

話を戻してそれぞれのケースに合わせてアプローチを試みます。

Image2

にごりの原因と考えられるのは、白濁がバクテリア、緑濁がアオコ、黄濁が流木、茶濁がメンテ不足。

このうち、かなりマイナーな「茶濁」はスポンジフィルターを掃除するときにでたりする「汚汁」みたいなものだと思われるので、今回のケースからは除外します。(水も古くありませんし)

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さらに、「黄濁」は流木のアクが原因で、以前意図的にブランチウッドを投入して水を濁らせたことがありましたが(↑)、

(→飼育水をブラックウォーター化してみる

今回の水槽内の流木は完全にアク抜き済みなのでこれも除外します。

となると、対応するのは「バニラ」と「抹茶」のみ。(※白濁と緑濁)

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怪しい抹茶は最後にとっておいて、とりあえずバニラから攻めることにし、

白にごりを解決するには
①水をリセットする(再発する可能性はありますが、やってみると意外と起きない時も…。)
②バクテリア繁殖を促す(エアレーションで)
③水質調整剤を使用する
④ろ過フィルターと、ろ材を見直してみる
(GEXお魚飼育コラムより抜粋)

バクテリアの繁殖と活性を取り戻すために、まずはエアレーションで酸素供給を開始します。

せっかくなので、ずいぶん使っていなかった「舞姫」を引っ張り出し「コーナーパワーフィルター」に取り付け水槽内に設置。

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これで水槽内に酸素が供給され、よどんだ水もある程度解消されるはずですが、

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加えて、以前の白濁時にお世話になった「すごいんですニゴリ取り(水質調整剤)」を適量投入。

(→コトブキ すごいんですニゴリ取り はすごいんです(白濁する飼育水と向き合う3)

これで1週間ほど様子をみました。

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一週間後、気持ちクリアになったように思えますが、

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実際はあまり変わらず。

凝集効果はいまいちで、これが白濁であれば、やはりニゴリ(残骸などの有機物)を食べるといわれるバクテリア(従属栄養細菌)をきちんと活性・繁殖させる必要がありそうな気配。

従属栄養生物
従属栄養生物(じゅうぞくえいようせいぶつ、heterotroph)とは、生育に必要な炭素を得るために有機化合物を利用する生物をいう。食物連鎖における消費者または分解者である。(中略)従属栄養生物は無機化合物から炭素を得ることができないので、他の生物から有機化合物を得なければならない。
(Wikipediaより)

もらったアドバイスではバクテリアのエサとして「粉ミルク」が効果的とあったので、微量投入してみようかと考えましたが、

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一週間経ってあらためてよく観察すると、水槽の水がどう見ても「緑色」。

濁りはじめた初期は、白色というかガラスのコケも混じって黄色っぽく見えていたので判断に迷いがありましたが、今ならはっきり言えます。

これは抹茶、いや過去数ヶ月に渡って苦しめられたメロンソーダです。

(→濁った水槽に「マシジミ」を迎え入れる2

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原因がアオコであれば、検証方法はただひとつ。

バルテリーを水槽から避難させ、

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躊躇せず「除藻剤」を投入。

光合成阻害でピンポイントに藻類を駆逐する除藻剤投入で水がクリアになれば緑濁で決定。(ただしリセットも確定)

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投入から1週間、

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完全にクリア。

前回のアオコバトルのラストに除藻剤投入で駆逐したあと、リセットをかけたはずなんですが、結局は再発。

もう痛恨の極みです。

気になった水面の油膜も、エサの油分だった模様。

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除藻剤の影響で、この水に水草を入れることはできないので、しばらく寝かせたあとリセットに入ります。

というか、

この60水槽は導入してからずっとコケ処理とか濁り取りとかばかりしている印象で、本気で呪われてるんじゃないかと今後もかなり不安な感じです。

(単に管理が悪いだけという説もある)



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