コリドラスに元気をつけてもらうには「赤虫」がいいという噂を聞き、



キョーリンの「ビタミン赤虫」という乾燥餌を購入してみました。

ユスリカ
ユスリカ(揺蚊)はハエ目(双翅目)・糸角亜目・ユスリカ科(Chironomidae)に属する昆虫の総称。和名は幼虫が体を揺するように動かすことに由来すると言われる。大部分の種は幼虫が水生で、川、池などほとんどあらゆる淡水域に棲んでいる。(中略)釣り餌や観賞用高級金魚の生餌に使われるアカムシはオオユスリカやアカムシユスリカなどの幼虫である。
(Wikipediaより)

栄養価が高く、食いつきのいいエサを追い求めていくと、どの種も最終的には「赤虫」に辿り着くようで、コリドラスの場合も高評価のエサはやっぱりアカムシ。

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ただ、コリドラスなどの底生魚に関しては、アカムシはアカムシでも『冷凍餌』じゃないとダメらしく、当ブログが購入した乾燥タイプは完全なミスチョイス。

理由は単純で、乾燥餌は空気をふんだんに含んでおり、基本水に沈みません。(浮上性)

コリドラス
水槽の底床部で活動し、底にある餌を食べる。アクアリウムにおいては「水槽の掃除屋」の仲間とされ、底床部に残った他の魚の食べ残しの餌などを処理する働きをするが、オトシンクルス、プレコ、サイアミーズ・フライングフォックスなど他の「水槽の掃除屋」と称される魚と異なり、水槽のガラス面などに付着する藻類や水苔は食べない。(中略)雑食性であり、餌は市販されている一般的な観賞魚用の餌やコリドラス専用のタブレットなど、水底に沈下するものであれば何でも食べるが、赤虫やイトメを好む傾向がある。
(Wikipediaより)

底に沈んだ餌を食べるコリドラスが、浮上する餌を食べることはまずないので、たとえ嗜好の強いアカムシであっても、彼らの口に入る可能性はほぼゼロ。

じゃあなぜ冷凍餌にしなかったのかというと、長期の冷凍保存ができないというか、赤虫用に家の冷凍庫を使わさせていただく許可を同居人様から得られないという、よくある家庭の事情がありまして、

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なので、使えるアカムシはフリーズドライ商品の一択。

これをどうにかコリドラスの胃袋へと導くため、知恵と勇気を振り絞ってチャレンジしてみることにします。

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まずは、商品パッケージに「浮上性」という記載がないので「もしかしたら沈むかもしれない」という望みにかけて直接投入。

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内袋を破って開封し、水槽内へパラパラとふりまくと、

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撒いたそばからガンガン水面にたまっていきます。

予想通りというか当然の結果ですが、実は内心30%くらいは『いけるんじゃないか』と思っていたので、ちょっとガッカリ。

念のため水面に浮いたビタミン赤虫を激しく撹拌してみましたが、それでもまったく沈下しません。

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ならばコレだ、とばかりに「乾燥糸ミミズを底まで届ける(マグネット式)もぐもぐバスケット」を準備。

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バスケットにビタミン赤虫をつめてマグネットパワーで輸送すれば、きっと底まで届くはず。

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バスケットのスリットが赤虫の大きさと比べてかなり幅広なのが気になりますが、とりあえずセットを終えていざ出航。

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しかし、というか案の定、下降途中にスリットの隙間から次々と赤虫が飛び出し水槽は大惨事。

底に着いたときにはバスケットは空っぽで、やはり『浮上性』という特性をどうにかして消さない限り、コリドラスに給餌することは難しい様子。

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そこでいろいろ調べてみると、シリンジを使って乾燥イトミミズやアカムシの空気を抜く方法があるみたいで、

乾燥糸ミミズを沈める方法
コリドラスなど底を泳ぐ魚にもFD糸ミミズなど乾燥した糸ミミズを与えたいという要望が多く寄せられます。乾燥糸ミミズを簡単に沈める方法があるので、ご紹介します。この方法は赤虫やブラインシュリンなど、他のFD飼料にも応用できるので、是非お試し下さい。(赤虫を使用する場合には、アレルギーにご注意下さい)
まず、針の無い注射器をご用意下さい。注射器は100円均一ショップで入手できます。
  1. 空の注射器に糸ミミズを入れます。
  2. 水を吸って、空気を抜きます。
  3. 注射器の口をしっかりと指で押さえながら、ピストンを前後します。
  4. 糸ミミズから泡が出て、水が染み込んで行きます。注射器の中で糸ミミズが沈むまで繰り返します。
  5. 水を含んだ糸ミミズを魚に与えてください。
(キョーリンより)

藁にもすがる思いで100均にシリンジを買いに行き実践。

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ビタミン赤虫を入れたシリンジに飼育水を吸い込み、

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指でシリンダーに栓をした状態でピストンを上下させ、中の乾燥赤虫に水を浸透させます。

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この作業を親指がちぎれる寸前まで繰り返しましたが、沈むようになった赤虫は全体の1/10程度。

親指の代償がこの結果だとかなりへこみましたが

「シリンジの中では浮いているように見えるけど、実際は沈むようになってるのかもしれない」

という根拠のない希望のもとそのまま水槽に投入してみたところ、

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再び大惨事。

動画等で調べてみると、この方法でちゃんとうまくいっている方もいらっしゃるようですが、当ブログでは完全に失敗。(※後日成功しました→こちら

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その後、シンプルに『一昼夜水に漬け込む』などいろいろ試してみましたが、結局どの方法でもビタミン赤虫を沈めることは出来ず断念。

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あっさりあきらめて代わりのコリタブを買いに行き、現在は完全に気持ちが切り替わってしまいましたが、

今後もう一度気分がもり上がってくることがあれば再びチャレンジしてみたいと思います。



キョーリン ひかりFD ビタミン 赤虫(アカムシ) 12g 金魚のえさ 関東当日便
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