60水槽にいるサイアミーズ・フライングフォックスが、先日からかなり調子悪そうな感じで、
見るとお腹はペッタンコで、エサを撒いても全く寄ってこず、底床付近を挙動不審な様子でユラユラ。
そうこうしているうちに、岩陰と流木のあいだに隠れて出てこなくなりました。
常にエサを求めて前でビュンビュン泳ぎまくっていたサイアミが、突如臆病なコリの物真似を始めたなんてことはなく、これは明らかに体調が悪く弱っているサイン。
しかしサインは分かってもこの末期的な状況をひっくり返すような手段はなく、翌日、水槽の奥に彼の遺体を発見。
入れ替わりの多い当ブログでは珍しく2年間という長い付き合いで愛着もひとしおでしたが、残念ながら今日でお別れです。
ここから、小さな魚ならこのままにしてエビさん達に弔ってもらうのですが、サイアミは体が大きいので出来ればすぐに取り出したいところ。
ただ、発見したのが朝のちょっと忙しい時間帯だったので、そのまま放置して回収を夜に延期。
夜遅くに戻ってきて再び水槽を覗くと、
すでに「エビ葬」が完了。
想像以上にエビさん達の手際がよく、わずか半日余りでペロリといかれてしまいました。
水槽内が勝手に増えたミナミで溢れかえっているとはいえ、このスマートな食べっぷりは見事の一言。
サイアミの亡骸?遺骨?がとても美しく見えてしまいます。
水槽から取り出してさらに近くで見てみると、
きれいに骨だけを残して処理されており、
「エビ葬」とは本当によく言ったもの。
というか、こんな小さな魚を骨格の形状を残したまま外身だけを消し去るなんて、ちょっとした職人いや芸術の領域です。
ホント、エビさんたちスゴイ。
これならきっと、逝ってしまったサイアミさんもいくらかは報われそうな感じですが、
「こんな骨になるよりもっと生きたかったわボケ」と言う声がなぜか頭の中でリフレインしているので、
水槽の中の生き物が少しでも長生きできるよう、自分は自分でさらに真面目に精進していきたいと思います。
(エビ)ミナミヌマエビ(20匹)+(2匹おまけつき) 北海道航空便要保温
(熱帯魚)お一人様1点限り サイアミーズ・フライングフォックス(5匹) 北海道・九州・沖縄航空便要保温
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