前回、一応の完成宣言を行った水草メインの60水槽ですが、

(→60cm水草水槽の完成

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ただひとつ気になるのが、向かって右手側の草原スペース。

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植栽してからかなり時間が経っているのに、なかなか生え揃わず、農地の半分以上がいまだにサラ地状態。

進行している雰囲気はあるのですが、気が付けばサラ地に戻っています。

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何が原因なのかと横からよく観察してみると、水草の匍匐はちゃんと進んでいるのに、なぜかその上からソイルがかぶせられています。

自分でソイルを追加したことはないので、完全に謎な現象。

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それに、ガラスに面した位置の草は、どこもことごとくソイルから抜け出して全く収集がつかない状況。

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ノーマルソイルで根張りが悪く不安定とはいえ、エビさんたちでもこんな大それた土木工事はちょっと無理そうな感じ。

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だとすると、この状況で考えられる容疑者といえば、



4ヶ月ほど前に水槽に投入した彼、「フネアマ貝」。

(→フネアマ貝を招き入れる

コケ取り能力が高い=活発で力強いので、重機さながらに畑を荒らしまくることも十分ありえます。

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全部が全部、彼の仕業とはいいませんが、ガラス面を這ってそのままソイルに潜っていく場面を何度も見ているので、少なくともガラス面近くの水草を荒らしているのは確実。

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状況証拠だけで実際のところはどうか分かりませんが、

とにかく、水草の匍匐がうまくいかない責任を誰かに押し付けたいので、とりあえずフネアマ貝くんにはこの水槽から移動してもらうことにします。(無慈悲)

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しかし、入れるのはいいけど出すのがやっかいなのがフネアマ貝。

吸着する力がめちゃくちゃ強いため、普通に指でつまんで出そうとしても、まったくガラス面からはがせません。

フネアマ貝 - 飼育のポイント
一度水槽面に貼り付くと簡単には取れません。無理にはがすと本体を傷めてしまうので十分な注意が必要です。
(チャーム商品ページより抜粋)

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コケ取りに使っている定規を使って剥がそうともしましたが、定規レベルの厚み(1mm~)では隙間に入らず失敗。

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そうこうしているうちに、フネアマ貝がセーフティなソイル下に逃走を開始し、決着を急がなければならない緊急事態に発展。(そうでもない)

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周りを見渡して、『定規よりも薄く、硬さのあるもの』はないかと探したところ、錠剤の包装シート(PTPシート)をゴミ箱から発見し、すぐさま追撃を開始。

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探せばもっとちゃんとしたものもあったかもしれませんが、とりあえず包装シートで貝殻の隙間に入り込むことは成功。

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そのまま引っぺがし、フネアマ貝を無事確保。

あせって錠剤の包装シートなんて変なものを使ってしまいましたが、使用済みのQUOカードとか、ペットボトルの切れ端とか、とにかく薄くて硬い紙状のものならなんでもいけると思います。

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確保したフネアマ貝は、そのままレッドビー水槽にお引越し。

容疑が晴れるまでしばらくはエビさん達と戯れてもらう感じですが、これで水草が匍匐しない原因が彼じゃなかったら、今回の処遇を許してもらえるかどうか心配です。



(エビ・貝)フネアマ貝(4匹) 北海道航空便要保温
(エビ・貝)フネアマ貝(4匹) 北海道航空便要保温


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