とりあえずの節目を迎え、気持ちやや落ち着いてきた感じの当ブログの水草60水槽。
(→60cm水草水槽の完成)
開始から半年が過ぎ、今までずっと「水草」を中心に観察してきましたが、
その間、先発投入していた「カージナルテトラ」と「アフリカン・ランプアイ」は当初の半分くらいの数まで落ち込み、
先々月、最後の「サイアミーズ・フライングフォックス」が他界。
(→「エビ葬」で死んだ魚を弔う)
水草はある程度の段階までは到達しましたが、気が付けばメインの群泳魚たちは群れるどころか斑行動すらもあやしく、この水槽の主役を張る生体が完全に不在の状態。
静かに揺れる水草や浮き上がる気泡に癒されはしますが、群れを成して泳ぐ魚や活発に動くエビさんたちをワクワクしながら目で追うのも水槽の醍醐味。
生体が少なくなった今の状態では魅力半減です。
自然空間を維持・観賞する水槽において、この「動と静」のバランス取りは必須。(勝手な持論)
「静」の水草はとりあえずやりきり、環境も十分こなれてきたということで、
「動」のテコ入れをすべく、今回新しいお魚さんを迎え入れることにしました。
選んだのは混泳の相性よく、インパクト絶大な淡水ナマズ、「トランスルーセント・グラスキャット」。
トランスルーセントグラスキャットフィッシュ
トランスルーセントグラスキャットフィッシュ(学名 Kryptopterus bicirrhis)はナマズ目の淡水魚。別名(略称)「トランスルーセント」(半透明の意)、「トランスルーセントグラスキャット」。全長は最大で15センチメートル程である(大型と小型の二種類が存在するとも言われる)。体は頭部を除く全体が透けている。市場には5センチメートル程度のものが一般的に出回っている。観賞魚としては「グラスキャット」の名で通じる。
(Wikipediaより)
体が透明で『骨が透けて見える』という、ちょっとありえない特徴をもった魚で、
実物を間近で見ても、向こう側がマル透け。
ステルス性能高く、思わず胸が熱くなる純天然の光学迷彩。
カッコイイ。
水合わせを終え水槽に放つと、低層から中層付近に位置取り、
緩やかに泳ぎます。
ナマズらしい立派なひげをたらして、水槽の様子を伺っているような感じ。
温和な性格で夜行性らしく、5匹いたうちの3匹はすぐに水草の陰に隠れてしまいましたが、
前に出てくると、透明で見えにくいはずなのに存在感は抜群。
街中で目立たないように、でっかいサングラスして帽子かぶってマスクしている芸能人が、逆に目立ってしまっているような感じです。
まさに本末転倒。
でもそこがまたカッコイイ。
上層に上がってくるような雰囲気がないので、とりあえず餌はコリタブとかの沈下性のものでいってみようと思いますが、なにぶん初めて飼育する魚なので全てがドキドキ。
見た目のかっこよさと相まって、すでに完全に心がズキューンとやられてしまっていますが、
このグラスキャットの飼育・観察の経過については、また追って報告させてもらえればと思います。
(熱帯魚)トランスルーセント・グラスキャット(5匹) 北海道・九州・沖縄航空便要保温
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