周南市徳山動物園「ダータ博士の恐怖のキモアニ研究所」に行ってきた話の後編です。
前編はこちら→周南市徳山動物園「ダータ博士の恐怖のキモアニ研究所」に行ってきた(前編)
後編も前編と同じく、気持ちの悪い生き物の展示写真がつづきますので、そういうのがNGな方は閲覧をお控え下さい。
◇ ◇ ◇
それでは、順路にそって「危険物置場」に突入します。
このエリアに入ってすぐの壁には注意書きがペタリ。
注意!!
飼育カプセルに研究所のアレを保管したぞ!
(展示説明より)
カプセルに「アレ」を保管した、とありますがカプセルというのは無造作に置かれたペール(ゴミ箱)のこと。
恐ろしいことにこの展示は「自ら蓋を開けないと中を見られない」という、訪問者の勇気が試される超体験型の展示となっています。
中に入っているのはもうおなじみの「アレ」や「アレ」ですが、不気味な演出もあいまって悲鳴率は100%。
精神衛生と体力温存のためにスルーするもよし、好奇心の赴くままに蓋を開けて覗くもよし。
ここの写真はあえてモザイク処理しましたので、どうしても気になる方はぜひ会場へ。
危険物置場を抜けると、そこはさらに危険な「ヘビ研究室」。
このエリアは天井や壁などのいたるところに、脱皮したヘビの抜け殻がぶら下げられているという「ザ・悪趣味」な空間。
展示物は当然ヘビ、と思いがちですが実はヘビだけではありません。
「アシナシトカゲ」というヘビのようなトカゲがニョロリと登場。
「ヘビ研究室にいるのは、見た目がヘビの、実はトカゲ」なんて、誰のためのひっかけなのかはやや疑問ですが、すごく勉強にはなりました。
今回の展示のテーマである『地球の不思議を探す心』は順調に育ってきています。
そして最後の展示となる「奇蟲研究室」に突入。
ラストスパートといわんばかりに、ここからは気持ちの悪い生き物のオンパレード。
世界3大奇虫のひとつ、「ヒヨケムシ」(↑)。
見た目は完全にヒトを内側から食い破るようなエイリアンに見えますが、砂漠に住む地球の生き物。
でもクモの仲間なのに、なぜか足は10本あります。
同じく3大奇虫のひとつ、「ウデムシ」(↑)。
ヒヨケムシよりも見た目が個性的ですが、残念ながら撮影はできず。
クモの仲間で、日中は木の皮なんかに隠れているそうです。
3大奇虫の「サソリモドキ」(↑)。
見た目はサソリですが、これもクモの仲間。
3大奇虫の中で唯一毒(酢酸)をもっており、尾から噴射します。
「ブラジリアン・サーモンピンク」(↑)
寿司ネタになりそうな名前ですが、いわゆる「タランチュラ」。
ワサワサ動いて、近くで見ると相当迫力あります。
「ダイオウサソリ」(↑)
アフリカの熱帯雨林に生息するという世界最大のサソリ。
離れて見るとカブトムシのようですが要注意です。
今回の展示の大取り、ゴキブリよりも見た目が(かなり)きつい「アフリカオオヤスデ」(↑)。
アフリカオオヤスデ
アフリカの熱帯雨林に生息。このヤスデたちはトーゴからやって来た!危険を感じると臭い液体を出すらしい。
(展示説明より)
これもレッドローチ、アカハライモリと同じく、多頭展示で気持ち悪さにブーストがかかっています。
写真で見てもかなりキツイですが、できれば実際の様子を間近で見てもらいたいですね。
そして、展示館の出口には、後姿で手をふるダータ博士の写真。
キミたちの【地球の不思議を探すこころ】のおかげで、我々の研究は成功した。ありがとう。地球はすべての生き物がお互いに支え合いながら、ちょうどよいバランスを保っている。この美しい地球には、まだ我々も気づいていない不思議があるに違いない。キミたちがこれから探しだしてくれることを祈っている。
(展示説明より)
全体的にはB級ホラーな味付けでしたが、最後は博士のさわやかな後姿で終焉。
ラスト展示のオオヤスデとのギャップで、思わず泣きそうになりました。
「ありがとう博士」
展示のインパクトが強く、「地球は個性的な生き物たちのバランスで成り立っている」という本来のテーマはどうしても見失いがちになりますが、外の暑さを忘れ、いろいろと興味深い体験をすることができました。
キモアニの新作、会心の出来でしたね。
ダータ博士の恐怖のキモアニ研究所は、2018年9月2日までの展示ということで、
この記事では紹介しきれていない生き物もまだまだたくさんいますので、興味のある方は夏休み最後の思い出に、ぜひ来館されてみてください。
【山口県】【周南市】徳山動物園 DVDビデオ(10001450)
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コメント
コメント一覧
こういうキモ系生物を見た後の最初の食事が気になります…
自分はアクアショップの餌コオロギですら無理です
映画のインディジョーンズさながらで、いくら生き物が好きでもダメな人は本当にダメだと思います。
ちなみに、展示のあと吉野やに寄って、普通に牛丼をおいしくいただいて帰りました。