超短期決戦で全滅してしまった睡蓮鉢での屋外メダカ飼育。
(前回→メダカが全滅した後の睡蓮鉢の観察)
全滅から二週間、コメントなどでたくさんの意見をいただき、いろいろと考えた結果、
三度目の正直ということで、(懲りずに)メダカの飼育を再々始動させることにしました。
とはいえ、季節はすでに秋も半ば。
山口県の10月の平均気温は「最高23度/最低12度」。
気温だけでみれば、4月~5月とほとんど変わらず、エアコンいらずで過ごしやすい気候ですが、
屋外は春と違ってこれからどんどん寒くなっていき、生き物の活性が弱まる「冬」を越えないといけません。
7月からはじめて、すでに二度メダカを全滅させている当ブログにとっては、その壁はとてつもなく高く険しい試練そのもの。
正直なところ「無謀」以外の何ものでもありませんが、
飼育の準備からこれまでに要した時間もろもろを精算すると、何かしらの爪あとを残さないことには引っ込みがつかず、
このまま静かにフェードアウトなんて、ちょっとできません。(完全に大人の事情)
当ブログの選択肢は、「三度の撃沈による大敗」か、「大逆転のスーパーリベンジ」のいずれか。
今シーズン、本当のラストの延長戦、
メダカの屋外飼育、いざ三度目の立ち上げを開始。
飼育環境のベースは、全滅からさらに二週間寝かした睡蓮鉢。
枯れた浮き草も撤去せずに放置し、ほぼ時間だけが経過した状態をそのまま継続使用します。
このベース環境に、新たなアレンジとしてダイソーの「ろ過シェル」(カキ殻)を投入。
前回の測定によると、この鉢の水はかなり酸性寄り。
カキガラの投入によって、飼育水をメダカが過ごしやすい中性付近まで傾けさせます。
見た目は4~5人でつついて食べ終わったあとの鍋のようですが、カキ殻以外は全て前回までと同じ。
全滅も含めたこの1ヶ月の集大成、今までの流れを踏襲する「保守系睡蓮鉢」が堂々の完成。
しかし、どうにも全滅の悲壮感が払拭できず、この鉢ではインスタ映えなんて夢の夢。
じっくり長いスパンでの維持を目指しているので、気にしなければ大丈夫なわけですが、ちょっとこの1本だけでは華が足りません。(もともとこのブログに華なんてない)
そこで、難癖つけて引退させた「メダカばち」を引っ張り出し、
もう1本作ってみることにしました。
前振りが長くてスペースもなくなってしまったので、こっちの様子は後編に続きます。
(つづく)
(めだか)メダカ初心者セット(楊・青・白・黒)各3匹(12匹)
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コメント
コメント一覧
私は「SONO」というショップのブログを参考にしています。
まず睡蓮鉢全体に根を張らせることが大切です。止水なので嫌気にしないためです。
そのためにはセンタープランツを植える→ハイグロフィラの仲間、エキノドルスの仲間、大型の抽水植物…この季節からいけるのはアコルス、ウォーターマッシュルームくらいでしょうか。
前回までで思ったのは、立ち上げには水槽の水を使い、立ち上がるまで生体を入れるのは少し待った方がいいかもしれません。
また魚はショップの屋外で売られている魚の方が望ましいです。
参考になれば幸いです。
実はもうやっちゃってますので、ここから戻るのはちょっと難しいですが、すごく参考になりました。
1本目はそのままの水を流用していますが、2本目の鉢は水槽の飼育水を使っています。
メダカはおまけではなく屋外飼育されたものを分けてもらい、記事内では触れていませんが、ウォーターマッシュルームがこそっと植えてあります。
フィルターを使わず水が動かない鉢でどうやって酸素を循環させ好気にもっていくのかナゾでしたが、水草をフル活用するわけですね。
ただ立ち上がりきっていないのは確実なので、失敗の可能性は濃厚ですが、とにかくいけるだけもがいてみる次第です。
何だかんだで上手くいってしまっているので嫌気とか好気とか考えた事も無いです
あまりガチガチにならずにやるのも良いのかなと思います
以前水を止めてほっといたことが一度ありましたが、ミズミミズだらけになりました。
たくさん水草が入ると違ってくるのかもしれませんが、いずれにしろすごいですね。
フィルター無しのネックはこまめなガラス面掃除と水面油膜ですね
除去して水中に舞う苔を濾し取る事が排水以外無く、油膜は何やっても水換え後、次の日から張ってくるのでキッチンペーパーで対処します
水ミミズ等の微生物は確かに多く出ますが餌を控え目にしたカラシンで対応します
最近なんとなく、水はゆっくり動かしたほうがいいんじゃないかと感覚的に思うようになりました。(根拠はありませんが)
実に奥が深い世界です。