最近、まったく出番のない当ブログメインの60水槽。

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一見すると以前と変わりないように見えますが、

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水が結構濁ってしまっています。

先月まではピカピカだったのですが、管理作業でしくじって、いっきにバランスが崩れてしまいました。

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事の発端は、枝流木に生えた「髭状藻」で、



こいつらを撃退しようと、水を抜いて枝に木酢液を塗りたくって戻したところ、

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しばらくして、トランスルーセントが続けて3匹落ち、

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枝の周りのロタラが茶色くなって、ほとんどの葉が枯れ落ちてしまいました。

これは明らかに木酢液の「使用量の誤り」で、

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基本は、強酸性という特性から、
  • 水上にあげて塗布して
  • しばらく放置し、
  • 水で洗い流したあとに
  • 水槽に戻す
という手順を踏むわけですが、レイアウトに組み込んであるものに行う場合は、洗い流しの工程をとばしてそのまま水槽に戻すしかありません。

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少量ならば水槽の水で希釈され、洗い流さなくても案外いけたりもするのですが、(水槽の容量が十分大きい場合)

ただ塗布量や範囲を見誤ると、思いっきり影響が出てしまい、水草や生体なんかが豪快に巻き添えをくってしまいます。

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木酢液は何度も使用しているので、その「ギリギリのライン」を見定めていたつもりだったのですが、どうやら今回は完全にアウトだったようで、結果大きくバランスを崩し水が濁ってしまいました。

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ロタラは差し戻しで復活させましたが、水の濁りは換水を重ねても消すことが出来ず。

仕方がないので、市販の「凝集剤」の力を借りて復活を試みてみることしました。



使用したのは「コトブキ工芸 P・CUT(ピーカット) マットタイプ」。

ピーカット・メカニズム
古くから亜鉛、銀などには防藻性、抗菌性があると言われています。P・CUT中の酸化亜鉛ウイスカ及び銀化合物が水中で極微量徐々に溶け出し、緑藻類の成長を抑制します。またP・CUT中の青こ除去成分が青こを互いに結合させ、粒子を大きく濾過材で除去しやすくします。(通常、青こは粒子が細かいため通常の濾過材では除去できません。)※青こを殺すのではなく、生きたままマットに蓄積しますので安全です。
(P・CUT箱書きより)

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チョイスの理由は、注意事項に「エビとか古代魚、ナマズなんかはダメですよー」なんて記載がなく、

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ハマれば、設置後30分で効果が出るという即効性。

完全に初心者ホイホイ的な説明で、「実際はそんなにうまくいくことはない」と分かってはいますが、窮地に追い込まれた状況だとガッツリ期待してしまいます。

というか、「例えどんなにやらかしてしまっても、一発逆転の妙手は必ずあるはず。」(←初心者)

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早速、箱からマットを取り出し、説明書の指示通りにはさみで半分に切り分けて、

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念仏を唱えながら外部フィルターの中に詰め込みます。

フィルターのロックを締めるときに、「奇跡よ来い!」とダメ押しの一喝をして、設置作業終了。

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水の濁りは、換水時の水の色から察するに、原因はアオコ。

確実にP・CUTの効果対象であるので、即効30分除去に期待します。

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フィルターを始動させ10分が経過。

特に状況に変化はありませんが、試運転のような状態なので、この段階でこれでもまだまだぜんぜんOKです。

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開始から20分経過。

なんとなく心持ち薄まってきたような気がしますが、濁りは深いまま。

少々不安な気持ちになってきましたが、たぶん後半に延びるタイプだと思われるので、ラスト10分に期待します。

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所用で定時30分後の観察ができずに60分が経過。

予定の倍の時間ならさすがに終わってるだろうとのぞいて見ると、ぜんぜん終わっていませんでした。

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以前、別の凝集剤を使用したときもすぐには効果が出なかったので、

(→コトブキ すごいんですニゴリ取り はすごいんです(白濁する飼育水と向き合う3)

心にゆとりを持たせて、もうちょっと長期的な視点で様子をみてみることにします。

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開始から24時間が経過。

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状況はまったく変わらず。

これは、いわゆるひとつの、ダメなパターンですよね。

わかります。


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取り切れないほど濃度が濃い場合は、P・CUTを再度投入したり、マットの枚数を増やして対応するようですが、

その他注意事項
青この濃度が特に濃い場合は再度P-CUTを入れて除去して下さい。
(箱書きより抜粋)

今回は再投入はあきらめ、

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気を取り直して、別の手段で濁り(アオコ)に対抗してみることにします。


(つづく)



コトブキ P・CUT【マットタイプ】(1袋入り)〔ピーカット 水替え不要 メンテナンス〕  *
コトブキ P・CUT【マットタイプ】(1袋入り)〔ピーカット 水替え不要 メンテナンス〕  *


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